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主な取扱い疾患

変形性膝関節症

膝関節の軟骨がすり減ってくる病気で、高齢になるほど増加します。全国には有痛性の変形性膝関節症患者さんは約1000万人いると言われています。症状の初期では、歩き始めの痛みが出現し、その後歩行時痛や夜間痛に至り、下肢の外見はいわゆるO脚になってきます。保存療法として、内服薬やヒアルロン酸などの関節内注射、そして筋力訓練や可動域訓練などのリハビリテーションを組み合わせて行います。しかし、保存療法でも治癒が困難な患者さんには、手術を行って痛みを和らげる方法を行っています。

(1)高位脛骨骨切り術

膝の骨を切って下肢のO脚を矯正することにより、荷重分散をさせて痛みをとる手術です。この手術は、65歳くらいまでの若年で、スポーツや農業などを行っている活動性が高い患者さんに向いています。

(2)全人工膝関節置換術

すり減って変形した膝関節の表面を削り、人工の金属などで覆う方法です。O脚も同時に矯正し、元のまっすぐな下肢に戻ります。以前は、ゆるみの問題もありましたが、最近は素材の進歩により,長期成績は飛躍的に向上しています。また当院では、変形が強い患者さんで希望される方は、両側同時人工膝関節置換術も行っています。

(3)単顆型人工膝関節置換術

(2)の全人工膝関節置換術と少し異なり、悪い部分のみを人工の金属で覆う手術です。低侵襲で術後の曲がりも良好な手術です。比較的高齢で変形性の少ない患者さんや大腿骨顆部壊死という膝の骨が腐る病気の方に向いています。

人工関節の際には、感染予防のために呼気排気装置という宇宙服のような特殊な手術着で手術を行います。

変形性股関節症

この病気は、股関節の軟骨がすり減ってくる病気で、女性に多くみられます。原因は、骨盤の受け皿側の骨(臼蓋といいます)が浅い方に多くみられます。早い場合であると30歳代から痛みが発症することもあります。

人工股関節置換術

すり減った股関節の軟骨などを切除して、人工の金属などで置換する手術です。臼蓋側には、カップというお皿のような部品を設置し、管腔状の太もも側の骨には金属を差し込みます。これによって、新しい支点ができ、痛みもなく歩行が可能になります。

人工関節のゆるみ

以前、人工股関節置換術を行われ、15年以上経過した方は骨と人工関節の間に隙間が生じて、「ゆるみ」に至っている場合があります。こういうケースは、挿入した金属部品などが「やすり」の役割をして、土台となる骨が消失していることがあります。当院では、院内骨バンクを設置し、同種骨移植を行うことで対応しています。これは、人工関節の際に不要になった骨をいただき、冷凍・加温処理することで移植可能とさせます。この手術により、再び元の人工関節に戻ることが可能となります。

スポーツ障害・外傷

関節鏡検査と関節鏡手術

関節鏡検査とは、関節の中を内視鏡で直接見ることによって詳しく調べるものです。レントゲンやMRI検査で関節の外から診断がついても、関節鏡で直接見るほうが正確です。
また、検査のために関節を大きく切開すると、筋肉などの軟部組織を損傷しますが、関節鏡を用いると、傷が、内視鏡が入るだけの大きさで済み、約1cmと小さいため、筋肉などの軟部組織の損傷が少なく、疼痛が少ないですし、術後の日常生活やスポーツなどへの復帰が早くなります。この関節鏡を利用した手術として、膝半月板切除術や膝半月板縫合術、前十字靭帯などの靭帯再建術などがあります。

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎の骨と骨の間にクッションの役割をする髄核が線維輪から脱出し、神経を圧迫することによって腰や太もも痛みが生じます。まずは内服薬や硬膜外ブロック、神経根ブロックなどの保存療法、リハビリ加療などを行いますが、痛みが持続する場合や筋力低下などがみられる場合は手術を行うこともあります。手術は基本的に内視鏡を使った筋肉をあまり傷つけない方法で行います。入院期間は1週間程度です。

腰部脊柱管狭窄症

骨と骨をつなぐ靱帯が加齢に伴い肥厚してきて、神経を圧迫する病気です。症状は、お尻や太ももの痛みを感じたり、間欠性跛行といってしばらく歩いたり立位を続けると休みたくなるようになります。椎間板ヘルニアを同様の保存療法を行いますが、症状が強い場合には、手術加療を行います。この病気も、内視鏡を使用して肥厚した靱帯を切除して神経の圧迫を開放します。

 

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