食事生活のポイント
1、食事をしっかり食べる
 朝起きたばかりだとまだ頭がはっきりしていない状態ですが、朝食を食べることで次第に眼がはっきり覚めてきます。
2、腹八分を守る
 いつも満腹になるまで食べているとかえって眠くなったりすることがあるため、大 体腹八分目くらいにおさえるくらいが丁度よいです。
3、生活のリズムに合わせて食事をする
 一日3回が基本です。何度も食べたり、時間に関係なく食べたりするのではなく朝昼晩の規則正しくリズムに合わせて食事を取ることが大切です。
4、よくかんで、ゆっくり食べる
 あまり長すぎると疲れてしまうがあります。大体30分以内に食べ終われるようにリラックスして食事することが大切です。
5、バランスのとれた食事をする

 食事がかたよるといろいろな問題が出てくるので、一日に30品目の食事をすることが望ましいです。その中でもカルシウムを十分にとること、塩分のとりすぎには注意すること、脂肪の取り方は動物性のものばかりでなく植物性の方とうまくバランスを考えてとることが大切です。

食事介助の基本
1、自分で食事ができるような工夫
 上手く食器やお箸が持てない場合は、持てるような食器用具(福祉用具)を使います。調理上の工夫で、食べやすいように材料は小さく切ったり、汁物でむせるときはとろみをつけたり、ご飯が食べにくい場合はおにぎりにしたりします。視覚で食欲をそそるような盛り付けにすることも必要です。食べこぼしがあると、服を汚すのが気になりうまく食べれないといったことがあります。エプロンなどを使い、汚しても大丈夫なように工夫をします。
2、規則正しい食事時間
 食事を取る時間の間隔が短かすぎると胃の中に食べ物が停滞してしまい負担となります。間隔が長すぎるとかえってお腹が空いたと感じなくなるので、規則正しい時間に食事をとるのが大切です。
3、状態に適した姿勢と速度
 自分で食事ができない方には負担を少なくし、むせにくい姿勢をとってもらうと食事がしやすくなります。
  ○起き上がれないとき  
 上体の方を高くして顔を横に向けます。もし麻痺があれば麻痺の有る方を上にします。
  ○ベッド上で座ることが出来る場合  
 直角か少し前かがみになるようにして布団などを背中に挟んで姿勢を保ちます。
  ○テーブルでの食事  
 大体15分くらい座れるようであれば、椅子に座りテーブルで食事をするのがよいです。椅子は高さなどを考え、安定性のあるものを使います。
  ○片麻痺がある場合  
 麻痺してる方の手もテーブルの上に置き、左右対称にします。
  ○みんなと一緒に食事  
 食事は一人で食べるとおいしくないですが、みんなと一緒に食卓につくと話相手もいて食欲もでてきます。
4、離床と生活リズムの助長
 寝ていて運動量が少なければ空腹感もあまり感じなくなります。日中はできるだけ体を動かす工夫が必要になります。また、起き上がれない人も食事前には少し身なりを整えたり、髪を整えたり、手を拭いたり、顔をちょっと拭いたりすることでさっぱりして食事しようという気になります。
5、個別性の重視
 一度に食べれない人やこぼしたりむせたりする人など、いろいろな方がいますが介助をする場合は優しくゆっくりと話しかけるような態度で接することが必要です。
高齢者の食事の工夫
   高齢者の食事は小さく、柔らかく、とろみをつけたりなどの工夫をすることでおいしく楽しく食べることができます。また老化によっていろいろな病気が出てくるので塩分の取り過ぎなどに注意します。一人で食べるより家族と声を掛けて食べるとよりおいしく食べることができます。
食事後の口腔ケア
 口の中はに多数の細菌があり、食べカスがあると繁殖してきます。口の中が汚れてきていると、つばを誤嚥したときに一緒に細菌も飲んでしまうため、嚥下性肺炎になる可能性があります。食べた後は口の中を洗うか拭くかしてきれいにしておく必要があります。口の中を手入れすることは虫歯や歯周疾患の予防や口腔中の粘膜の病気を予防することにつながります。また、手を動かして歯を磨くため
リハビリにもなります。